狭小住宅間取りの極意―小さな家の間取り

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狭小住宅間取りの極意―小さな家の間取り


狭小住宅間取の極意―小さな家の間取り

狭小住宅の間取りで気を付けていただきたいのは、通風と耐震性です。

匠(たくみ)やカリスマ・リフォーマーがテレビで活躍し、狭小住宅のリプラン・リモデルのビフォア・アフターが人気ですが、とても大事な点が見落とされている場合があります。

20坪以下の敷地でもゆったり暮らせる間取り、アイデア満載の家具&設備カタログ、狭い敷地で快適に住むコツ、住まいの素材学など、狭くても住み心地満点の家づくり実例は無数に紹介されています。

実は、狭小住宅の間取りは設計条件がかなり限られているので、おのずとプランが決まり、間取りなどは決めやすいのです。

あまりオーダーメイドにこだわりすぎると、ウルトラCが必要ですが、匠(たくみ)やカリスマ・リフォーマーが人気なのはそのウルトラCが得意だからです。

ですが、強引なワザで施主の要望がかなえられても、何年も住み続ける住宅の機能を10年、20年後も維持し続けられるのか疑問に感じる場合があるのです。

テレビでみんながワーといってた、あのリプラン後の住宅の15年後の姿、施主の意見というものを是非とも見てみたいものです。

ずばり、狭小住宅の弱点は耐震性です。地震による水平力に耐える筋かいや耐震壁は法律で最低限の量とバランスが決められていますが、狭小住宅ゆえの厳しい制約のため、ぎりぎりの量しか確保できないのが現実でしょう。

建築基準法は最低限の基準であり、間取りやプランによっては、余裕を持った設計をすべきなのですが、法律さえクリアしていれば問題ないとする意識の低い設計者が多いのも現実です。

施主の利益を考えるとは、強引に施主のプラン上の要望を叶えることではなく、安心してすみ続けられる住宅をつくるために、構造上の無理なプランは避けるべきですと、提案することであると私は思うのです。

幅の狭い間口に大きな窓の3階建て狭小住宅・・。耐震壁の基準はぎりぎりクリアしても、どう見たって不安定な計画です。

しかも、恐ろしいことに、確認申請では構造上都合のいい図面を提出してパスし、現場では施主の要望を優先した、法律に不適合な住宅をつくり、完了検査を受けずに施主に引き渡すということが、今だに行われている現実を皆さんはわからないのです。

この事実は、知っている人は知っています。しかも僅かな例ではなく、繰り返し多数行われているのです。ですから、施主の要望を何でも叶えてくれる業者は気をつけてくださいね。




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