不動産投資のうま味と罠−幻影と倫理
不動産――それは「動産」という言葉と対をなす概念で、土地や建物など、文字通り動かない不動の財産、動かすことのできない財産、それらを不動産といいます。
不動産と対極にあります動産は動かすことができ、消去が容易で、価値のつけ方も比較的容易です。
しかし不動産は、その価値の付け方が、単純な市場原理で決まりません。
不動産投資は、土地や建物という本来、一見価値のないものに対して価値をつけているので、不動産価格の認識が動産と違って、ピンとこない場合があります。
あまりにも市場からかけ離れている場合を除いて、んーそんなものか・・・という感覚が生じます。
不動産における不動産投資は、この不確定性というか幻影性を見極めて売買をしなければならない難しさがあります。
当然、この難しさを利用して悪どいことをする奴もいます。
不動産自体は何ら変化しないのに、価値が変動しているかのように見えるのは、不動産投資のうま味であり、罠でもあります。
この幻影のような不動産投資において、一定の倫理・歯止めがないと、バブル崩壊を引き起こすような悲惨な状況を生みかねません。

